2016年11月27日日曜日

Hard times、 come again no more★



こんにちは。

今日のような雨の日は苔香居のアトリエの静けさを思い出します。
ただただ、創作を続けたまにいらっしゃるお客様とお話したり、庭を眺めたり。
様々な参考資料やDVDとにらめっこ。
何気なく眺めていると突然インスピレーションをくれる時があり。
そしてまた、果てしない創作の時。の繰り返しです。


いろんな書物の中でも見ていて1番落ち着くのはやはり
TASCHENの(ファッション18世紀から現代まで)。
個人的に惹かれる近世ヨーロッパの服飾史。
どこをとっても煌びやかで細部に至るまで細やかなレースが施されていたり。
1920年頃からはCHANELのドレスも登場します。
初期のCHANELのドレスはまるで羽根のように繊細。

私の場合は洋服や映画の場面などからインスピレーションを貰う
事が多く洋書やDVDなどは内容よりも映像の綺麗さやインパクトで
選びます。このドレスならこの場面なら、こんなアクセサリーだなとか。

この本と日本の江戸時代の着物の柄や韓国の高麗の時代
にはひたすら感心、そしてとても懐かしい気持ちになります。
この洋服の歴史はこれからも繰り返されるのでしょう。

ファッションも音楽もアートも人の心にふわっと
軟らかい気持ちを起こす波紋なら、微力すぎるけど
私も素敵な物をつくりましょう。
と、思いました。

少し前、友達が綺麗な夕焼けの画像をくれました。
偶然、かけていたBGMは矢野顕子さんが唄う
Hard times,come again no moreという曲。
ぼんやりしていた時だったのでいつも以上に深く感動しました。






ドレスを眺めているだけでも感動。何時間でも見ていられます。
 
 
 
なんて綺麗な夕焼けなんでしょう。
 
 
 
京都の紅葉は今がピークとか。
皆様も秋のお出かけの時にはLucindaへお越しくださいませ。
 
 
 
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2016年11月20日日曜日

女ですもの。

こんばんは。まだまだ秋に浸っている今日この頃。
最近思う事。日本の四季はどこにいったのだろう。
早歩きの私は半ば小走りで毎朝駅に到着するとまだまだ汗ばむ事もあり。
でも、周りを見渡すとマフラーグルグル巻きにお尻まで隠れるダウンコート。
2月になったら何を着るのでしょうと他人事ながら心配になります。
せめてコートなら厚手の綿素材。柔らかいウールのロングカーディガンなどが程よいのでは?


春には桜、秋には紅葉の色合いに一喜一憂するなんて
ロマンティックこの上ないですね。
地球上で日本ほど季節の移ろいにここまで感動できる国なんて
他にないと思うのですが。
四季の変化に合わせて着るものにも気を配る事も日本人ならではの繊細な心配り
だと思います。私も気を付けよっと。


先週の定休日の昼下がり、近くに住むお友達と午後のTEATIMEを愉しみました。
灯台下暗しとはこの事かとばかりに物凄く素敵なイギリス風カフェにて。
アンティークのテーブルや家具。店内同様清潔なイメージのマダムが淹れて下さる
美味しい紅茶とお手製ケーキ。
こじんまりと手入れの行き届いた庭は窓から見つめるとまるで絵画のようで。

今年に入ってすぐの頃知り合った彼女。
年齢も近く色んな共通点がありながら、私と違い物静かで知的。センスもいい人。
お互いのこれまでの人生の事。これからの事。
理想の恋人について。仕事について。時々深い話もしたり。
とりとめもないおしゃべりや何気ない一言が大きなパワーになる事も多く。
男女関係なく私の人間関係のポイントは(会話ができる)事。
一見、無駄だと思えるようなお喋りの時間が心地よい関係がいいな。

年を重ねる毎にそんな思いは強くなり。
そしてやはり、女ですもの。
こんな贅沢な時間をめいっぱい愉しめる事を大切にしたいものですわね。




窓からはこんな素敵な庭が。
この日は曇り空。まるでイギリスでした。

             マダム特製ケーキは程よい甘さで美味。

      彼女が作ってきてくれたかわいいブーケのおみやげ。



今週末は暖かかったですね。
インポートのガラスや淡水パールを使った新作アクセサリーも増えました。

Lucindaにて皆様のお越しをお待ちしております。

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2016年11月6日日曜日

憧れのひと★

こんばんは。
アトリエサロンにいた頃はなぜかあまり感じなかった(京都の寒さ)。
Lucindaのお店の界隈は京都の真ん中。今年の夏はOPEN準備で毎日汗だく。
秋からもうすぐやってくるはじめてのような京都の冬を堪能できそうです。

久しぶりにCHANELの映画を見ました。

彼女の映画や書物は数多あれど
この映画が1番好き。晩年のココを名女優シャーリーマクレーンが演じてて
マルコムマクダウェル(時計じかけのオレンジのアレックスの人)も少し。
若い時のココを演じる女優さんも面影が・・似てる。


世界的にあまりにも有名な存在。
CHANEL NO5の香水やLittle black dress.

(私はモードを作っているのではない、スタイルを作っているの。それは永遠よ)
この言葉はファッションだけでなく全てに通じる名言だと思う。

何がいい物なのかさえわからなく
人気のある物、流行っている物、安いだけの物に流されている今。

彼女のいう(スタイル)とは(自分の中に流れるテーマ)のようなものかな。
(私はこれが好き)(これでやっていく)という自分軸のこと。
それがブレないからこそ今も世界中の多くの女性の心を掴んで離さないのでしょう。


そして彼女の傑作と言われる作品の根底には突然の死後なお彼女の中で生き続ける
最愛の恋人ボーイ・カペルがいて。
かのカールラガーフェルドは(彼女は職業婦人ではなく愛に生きた女)と。


私は彼女の、逆境を乗り越える強さと好きな人に一途なとこと
終わった事にくよくよせずに男の人に依存しないとこ。
(かっちょい~!)と思います。
女らしさって結局そういう事なのですね。

そして、当時の彼女の作品を写真などで見るにつけ
恐ろしく手先が器用な人だったんだなと感動。

やはり永遠の憧れのひとです.






         シャーリーマクレーンが素敵★




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